大袋のほうがお得だから、開けた袋の口をクリップで留めて、そのまま棚の横に置いている。そんな家は多いのではないでしょうか。ドライフードは乾いていて日持ちがするぶん、開けた後の置き方まではあまり気にされません。ただ、袋を開けた日から、中のフードは少しずつ変わっていきます。この記事では、犬や猫のドライフードを開けた後の置き方を4つにまとめました。どれも今使っている袋から始められます。
開けた袋は、口をしっかり閉じて、元の袋のまま置く
まず、袋の口です。環境省が飼い主向けにまとめたペットフードのガイドラインは、開けた後のドライフードについて、袋の封をしっかりして保存するよう書いています。クリップで留めるなら、口の端から端まで、すき間が残らないように留めます。
もうひとつは、中身を別の入れ物に移さず、元の袋のまま置くことです。袋には、ロット番号や賞味期限が書かれています。フードに不具合が見つかって回収が出た時、手元の袋が対象かどうかは、この番号で確かめます。袋を捨ててしまうと、それが分からなくなります。
置き場所は涼しく湿気の少ない所にして、冷蔵庫には入れない
置き場所は、直射日光が当たらず、温度も湿度も低い所です。夏の窓辺やコンロのそば、湿気のこもる場所は避けます。
涼しく湿気の少ない所がいいのは、フードの中身が変わるのを遅らせるためです。熱や湿気で、フードの栄養は壊れていくことがあります。袋の中の脂も、空気に触れているうちに酸化して、古い油のようなにおいを出します。においが変わったフードは、食いつきが落ちることがあると考えられています。保管の状態が悪いと、カビや細菌が増えて、犬や猫が体調を崩すこともあります。
では冷蔵庫なら安心かというと、そうではありません。環境省のガイドラインは、冷蔵庫から出し入れするたびにフードの表面に結露ができ、カビの原因になることがあるとして、常温での保存をすすめています。
容器に移すなら、継ぎ足さずに洗って乾かしてから
フードを専用の容器に移している家もあると思います。容器を使うなら、いちばんいいのは、中身を出さずに袋ごと容器に入れることです。袋の口も閉じられて、袋に書かれた番号もそのまま残ります。
中身だけを移す場合は、清潔で乾いた、ふたのしっかり閉まる容器を使います。気をつけたいのは継ぎ足しです。前の袋のフードが底に残ったまま次を入れると、容器の内側に残った脂やくずが、新しいフードと混ざります。1袋を使い終えたら、次を入れる前に容器を洗い、よく乾かしてから入れます。袋のロット番号と賞味期限の部分は切り取って、容器に貼っておくと、何かあった時に確かめられます。
袋は早めに食べきれる大きさにし、器には少しずつ出す
最後は、袋の大きさです。大袋は1kgあたりの値段が安く、買い物の回数も減ります。ただ、開けた袋は、中身を使い切るまでずっと開いたままです。環境省のガイドラインは、開けた後はなるべく早く使い切ること、犬や猫の大きさにあったサイズの製品を選ぶことをすすめています。
何日で食べきれるかは、1日に与える量から計算できます。たとえば1日に60g食べる子なら、1kgの袋は17日ほどで空になり、3kgの袋では50日ほどかかります。値段だけでなく、開けてから空になるまでの日数でも、袋を選んでみてください。
袋から出した後も、フードは変わっていきます。環境省のガイドラインは、器に出したドライフードは時間とともに香りや食感が失われるとしています。さらに、犬や猫がいったん口をつけたフードには唾液が付くので、有害な微生物が増えることもあります。朝に1日分をまとめて器に入れておくより、1回に食べる分だけを出し、残ったものは新しいものに取り替えます。袋の中でも器の中でも、開けてからの時間を短くすることが、いちばんの保存になります。
まとめ
ドライフードを開けた後は、置き方を4つ見直すだけで変わります。
- 袋の口はしっかり閉じ、元の袋のまま置く
- 涼しく湿気の少ない所に置き、冷蔵庫には入れない
- 容器に移すなら継ぎ足さず、洗って乾かしてから入れる
- その子が早めに食べきれる大きさの袋を選び、器には1回分ずつ出す
フードは毎日口に入るものです。袋の口をひとつ留め直すだけでも、その毎日が少しずつ変わっていきます。
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